社会貢献をするべく、MRとなったジャラはその使命に燃えていた
入社式を終えて、同期で集まった。
開発、研究、営業、スタッフ部門と様々な人間。
出身大学もジャラ以上のところばっかりであった。
しかし、ジャラは思っていた。『入ったもん勝ちやから』
そしてついに製品研修が始まった。
ところが入社してすぐに、主力製品にどえらい副作用出てる(汗
どんどん他の製品に切り替わってますけど大丈夫なんですかね?
て言うか、それでも主力製品なんで売らなければならない。
なんか社会貢献とか言うてるけど‥‥
まぁ、すでに社会の裏側、大人の事情を知った気分になった。
研修が始まって2週間、1人の研修生が来ていない。
その次も来ていない。
3日目、車でお店に突っ込んでいたようで、とんでもないことにな
早くも1人目のリタイアが出たのであった。
そんな中、2人目にやめそうな人間を見つけた。
とてつもなく純粋な男である。
仮名で山田太郎としておこう!
ある日、夕飯を食いに同期で行っていた時に、注文が中々通らない
『殺したいリストに書き込んでやる』とすごいすべった一言をした
早く時間よ過ぎてくれぇぇぇ
何やかんやと楽しい時間が過ぎて、お開きとなり、各自、研修施設
風呂に入り、一服してた時に
トントン‥とノックが
面倒臭いなぁとドアを開けたら、山田くんが立っていた。
山田くんを招き入れ、要件を聞いたところ、
『ずっと気になってたんやけど、殺したいリストってどんな風に書
マジ?信じてる奴おったんや!
『あれ冗談やからないで』
『俺の名前書いてるから、見せたくないんちゃうの?』
イカレタ奴やん
それから30分粘られて、半泣き状態で帰っていった。
絶対に友達になったらダメな奴やんか!
そいつ、次の日から、過敏性腸症候群になって、1人だけ我々とは
何しに会社入ってきたん(笑